抗菌剤

  • 2018.06.13 Wednesday
  • 09:40
JUGEMテーマ:ペット


 抗生物質。、最近では抗菌剤といわれています。
 抗菌剤はいろんな病気で使われます。 

 「抗生物質です」といわれると長く飲んではいけないように思われますし、できれば胃腸を壊すから飲ませたくないと途中でやめたり、数日おきに与えたりする飼い主さんもいますがそれは間違いです。確かに胃腸の調子を崩すことがある抗菌剤もありますが、多くの場合は代わりの薬を処方してもらえます。
 
 最近では抗菌剤を使用する頻度が増え、様々な抗菌剤に対して抵抗力を持った菌が出ています。人のほうで問題になっている多剤耐性菌と呼ばれるものです。いざ抗菌剤を効かせたい感染症のときや抵抗力の低い、年をとった動物や幼い動物、術後などにこの多剤耐性菌が問題になります

 人のほうでは感染症ではないと思われる疾患には抗菌剤を処方しない方向で乱用を防いでいるようです。また、未知の感染症については原因菌に効く抗菌剤を菌を培養することで見つけ、その薬を適当な期間投与する方法がとられています。また、多くの菌に効く薬の使用は慎重に処方して、抗菌剤に強い菌をなるべく環境中に排出しないようにすることも大切です。動物の治療でも処方の方針は一緒で、とくに環境中に多剤耐性菌を出さないように気をつけなければいけません

 動物ではなかなか原因菌を培養検査で特定して抗菌剤を決めることは費用の面からおこなわないこともあります。感染症の起きている部位、経過、症状などから原因菌を想像することができます。それに一番効くとされる抗菌剤から使っていくことが多いです。

 処方された抗菌剤は効いているか効いていないかを判断し、数週間から数カ月使用することもあります。飼い主さんの判断でやめたりすると、せっかく効いていたのに菌を完全に抑えられないまま投薬を中断することになり、再発や慢性化を引き起こす可能性があり、効く抗菌剤がなくなってしまうこともあるのです。処方期間や薬に疑問があるときは獣医師にしっかりと説明してもらい、必要であれば長期間であってもしっかり投薬してください。
 投薬が難しい猫ちゃんなどには、長期間効果が持続する注射剤が使用できることもあります。獣医師に相談してみるのもいいでしょう。

 最後に、抗菌剤は菌による感染症から救ってくれるすばらしい薬です。しかし、その薬の多用で薬が効かない菌がでてきて、その菌に対する薬がつくられまた耐性菌がでてくる、というイタチゴッコになっています。どんな菌にも抵抗できるもの、それは生体です。もともと持っている免疫力が高ければ感染症にかからず、薬にも頼らずに動物も人も生きていけるのだと思います。抵抗力をあげるには食餌、飼育環境が大切です。できる予防をきちんとし、悪い菌が繁殖しないような身体づくりをこころがけてあげましょう

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さいたま市 アレイ動物病院 
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