消化器系(歯)

  • 2018.05.16 Wednesday
  • 16:55
JUGEMテーマ:ペット

 
 引き続き歯にまつわる話です。

 で多い歯のトラブルは歯周炎根尖膿瘍です。
 歯周炎は歯石の付着からおこることが主ですが、歯肉からの出血や歯肉の過剰な増殖、歯石の中の細菌によって人で言う歯槽膿漏のような状態になり最終的には歯を失います。また、細菌が血流に乗ると心内膜炎肝炎腎炎椎間板脊椎炎などの原因にもなると言われています
 根尖膿瘍は歯肉から歯の根元に細菌感染がおこり膿がたまってしまう状態をいいます。原因歯の場所によって眼の下や下顎が腫れたりクシャミや鼻汁、鼻出血が起こったりします。人で同じような状態になると痛みがひどく食餌がとれなくなったりしますが、犬の場合は症状がないことも多く、知らないうちに進行してしまうことが多いです
 いずれも治療は原因歯の抜歯ですが、高齢であったり麻酔のリスクが高い時は抗生物質の投薬で様子を見ることもあります。
  犬では虫歯がまれという話をしましたが、歯がかけたり、生まれつき一番外側のエナメル質がうまく作れない状態であったりすると人同様の歯科処置が必要になります。歯科処置には全身麻酔が必要です。歯科設備の整った病院ではそのような処置も行われています。

 ネコでも歯石の蓄積から歯周炎が起こる場合もありますが、口腔内の細菌への反応から口腔粘膜が炎症をおこし潰瘍となって食餌をとれなくなることが一番多い問題でしょう
 ウイルス感染が関係していることもありますが原因が分からないケースもよくみられます。
 ステロイドや抗生物質の投薬で緩和されることもありますが根治が難しい病態です臼歯の全抜歯切歯、犬歯を含めた全抜歯で治癒するケースも見られます。歯がなくても採食はできますが、全部の歯を抜くことは全身麻酔下で時間もかかりますので猫への負担はかかります。しかし、食べられなければ衰弱していきますし、ステロイドの投薬を続けるのも体への負担がかかります。採食ができない状態では長く効果が持続するステロイド剤の注射で経過をみることもありますが、ステロイドの投薬間隔が短くなったり量が増えるようなら抜歯も考慮する必要があるかもしれません

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